食べ歩き0916

新たなる麻婆情報を得て、我らが探検隊は福島駅の奥地へと足を踏み入れた。

というわけで、大阪は福島駅の麻婆調査です。
『中国菜 オイル』さんを始め、麻婆激戦区の福島ですが
まだ知らぬ未知なる麻婆があるのでしょうか?

訪れたのは新福島駅寄りにある『N山総本家 N山大介』さんです。

バーっぽいカウンターのお店ですね。
分類は、麻婆豆腐バルだそうです。
路地を入ったところで結構わかりづらい立地かもしれません。

まず頂いたのは天使海老のマンゴーマネーズです。

福島『N山大介』天使海老のマンゴーマヨネーズ

天使海老というのは、パラダイスプロンと呼ばれている海老ですね。
ニューカレドニアで養殖されている海老らしいですが
品質が高くて比較的高級な食材と聞いています。

食べて見ると、身が柔らかくて、海老臭さが少ないですね。
ほんわり海老の風味が口の中に広がります。

マンゴーソースは、そんなにマンゴー感は強くなく
マヨネーズソースのアレンジといった具合ですね。
でも、マヨネーズの酸味がほとんどなく、マンゴーの甘みが強く感じられます。

私としてはなかなか美味しい一品に感じましたが
酒飲みの方には、ちょっと甘すぎる気がしますね。


さて、本命の麻婆豆腐です。

福島『N山大介』麻婆豆腐

なんじゃこりゃ!

燃えとる。燃えとるよ!

フランベ何でしょうか?
でも、アルコール(?)をかけるときは鍋の蓋を閉じて、
炎は外で燃えています。
フランベで酒の風味を付けている訳ではなさそうですね。
だったら何でも燃やしているの!?

いや、見た目には面白いんですが、見た目だけ?

調理の熱源かと考えると、鍋の外側だと熱が上に逃げてしまうし
やっぱり演出かなぁ……。

まぁ、それはともかく実食です。

福島『N山大介』麻婆豆腐2

辣油が、すごくサラサラしてる気がしますね。
癖のない油な気がします。自家製辣油でしょうかね?

それでいて、挽肉の旨みがすごいです。
辛さはそれほどでもないのに、、ちゃんと辛い。
でも、邪魔にならない辛さで、辛くない。いや辛い。

ネギも、ネギの風味は感じるのに、嫌なネギの辛さがない。
全体として、美味しさを抽出して詰め込んだような麻婆ですね。

これは、なんかすごいぞ。
こんな、麻婆豆腐初めて食べたかも。
辛いのにめっちゃ食べやすいです。


そして〆は酸辣湯麺です。

福島『N山大介』酸辣湯麺

単なる酸辣湯ではなく、トマトの入ってるスープですね。
このトマトが効いています。

スープの風味、トマトの風味、パクチーの風味がそれぞれあって、
躍動感があるというか、メリハリがあるというか
それぞれの味が邪魔せず共存しています。

酸味は控えめで旨みと辛みがえるのに、
これらの風味が色々感じられて、これもまた興味深い逸品。

コレは絶対パクチーがいりますね。
パクチーが、完成度を上げていると思います。


今回の『N山大介』さんは新規開拓のお店ですが、
是非ともリピートしたいレベルのお店でした。