食べ歩き01/06

また福島駅周辺に新しい麻婆豆腐スポットだ出来たって!?

それならば行くしかない、とやって参りました
『中菜バル 碗』さんです
印象としては、本格中華に創作系がちょっと入った感じの
スタイリッシュなお店かな。

まずはオードブル的によだれ鰹を頂きました。

福島駅『中菜バル 碗』よだれ鰹

このメニューは初めて見ますね。
よだれ鶏が流行りだしたのも数年前なので
こいうのは新しいと思います。

食べた印象としては、中華のオードブルというより
鰹のたたきの亜種っぽいですね。
鰹を刺激の強い薬味等で食べる系の料理です。

良い鰹を仕入れているのか、肉質が柔らかくて
本マグロに近いものを感じる舌触りでした。

口に入れた瞬間、パクチー辛味噌ソースがガツンといて
その後で、口の中でふわっとトロけていく鰹の身
なかなかに良いものです。

さて、本命の麻婆豆腐ですね。

福島駅『中菜バル 碗』麻婆豆腐

これは、生の山椒の味がしますね。山椒の実が入っていて
それが生の香辛料感がしてフルーティーに感じます。

麻婆の構成として辣油がメインのようですが、
辛さはそこまで直接的ではないですね。
さらっとした口当たりの辣油です。
まぁ、それでも辛いんですけどね。

そして、挽肉には歯応えがありますね。
具材それぞれの味がハッキリしています。
ネギの火の通り方を含めて全体的にフレッシュな印象です。

ふむ、これは美味しい。
スタンダードな四川中華からは外れている気がしますが
新しさを感じる逸品でした。

お次は黒酢の酢豚です。

福島駅『中菜バル 碗』黒酢の酢豚

ねっとりと甘みと旨味と酸味がある黒酢ですね。
豚はかなりしっかりと揚げてあり、衣が固めです。
その固い衣にしっかりと黒酢を染み込ませて食べろって
ことですかね。

一口サイズなのは、口に運ぶにはいいんですが、
正直、もうちょっとボリュームが欲しかったですね。
豚よりも黒酢が主役っていう意識なんでしょうか。

そして〆は麻辣汁なし担々麺です。

福島駅『中菜バル 碗』麻辣汁なし担々麺

数多の汁なし担々麺を食べてきましたが
ここまで、本当に汁がないのは珍しいですね。
全く汁っ気がないんですよ。

見た目としては、焼きそばっぽいですね。
口当たりとしては、麺は柔いくて、ビーフンに近い気がしました。

ナッツがしっかり効いていて、汁なし担々麺感はあるものの
これも世にある担々麺から外れた味ですね。

総合的にも、なかなかに挑戦的なメニューのお店でした。

料理の順番や出すタイミングを調整してくれたりと、
サービス面でも、気遣いのある良いお店でしたね。

また、食べに来よう。



さて、四川を食べて口が辛くなっているので
甘味を入れます。
鹿児島のお土産でもらった『明石屋』さんの煎粉餅です。

『明石屋』煎粉餅

『明石屋』煎粉餅の中身

煎粉餅って何だ? と知らなかったので
ネットで調べて見ました。

www.akashiya.co.jp


煎り粉を砂糖湯でこねて固めたもの、そのままじゃないか(笑)

煎り粉は、もち米を蒸したり煎ったりしたものを乾燥させて
挽いたものですよね。和菓子でよく使うヤツ。

なので煎り粉にして保存性を高めて、それを使った伝統的な甘味
っていうことですかね。
なんか製法だけ聞くと、全国にありそうな気がするのに
鹿児島の伝統菓子なんですね。