食べ歩き04/29

はい。今日は六甲方面に遠征です。
やってまいりましたのは、大邸宅があることで有名な
御影です。

そして目的地はこちらです。

『中国料理 四川』

『中国料理 四川』です。
なんとも潔い、簡潔なネーミングの中華料理店ですね。

とにもかくにも実食です、まずはこちら四川マーボードウフです。

御影『中国料理 四川』四川マーボードウフ

しっかりした味付けされた麻婆ですね。
辣油はさらっとしていてしつこくありません。
辣油の辛さもほどほど。食べやすさ重視かな。
全体的に軽くて食べやすいです。

醤の味噌系の味が濃いってこともでもないですし
この味は下味の調味料の味かな。
もちろん美味しいんですが、ちょっと塩っ気が強い気もしました。
ご飯に合う味ですね。
大阪で言うと福島にある『奏暖』さんに近い味に感じました。

で、メニュー名がマーボードウフってカタカナなのは
何か拘りがあるんでしょうかね?
他のメニューは漢字なんで、このマーボードウフだけなんですよね。

さてお次は、海老のマヨネーズソースです。

御影『中国料理 四川』海老のマヨネーズソース

これはなかなかしっかり衣が付いていますね。
衣が重厚なので、マヨネーズソースがしっかり絡みますね。
マヨネーズソースも濃厚。

これは単純なマヨネーズじゃないですね。
まろやかさよりも酸味やコクが強調されています。
それが口当たりがよくて、衣&海老の食べ応えもあって、
パクパク食べれちゃいますね。

さてさて、締めの麺は四川担々麺です。

御影『中国料理 四川』四川担々麺

スープは割とあっさりしていますね。
白湯が主体のスープかな?

坦々めいたコクは少ないけど、辛味はしっかりあります。
あと挽肉にも、しっかり味が付いていますね。
麺は細麺で、スープがしっかり絡むんですが
やっぱりあっさり系なので、食べやすいですね。

山椒とかの匂いはしないんですが、
何かの香辛料の香りがしました。
う~ん、これは何の匂いかなぁ、わからないなぁ……。
まぁ、味の邪魔にはなっていないのですが、
ほんのり香るんですよね。

総合的には、食べやすい中華料理のお店でしたね。
四川料理ではあるのですが、辛味の使い方は
本場四川というよりは広東に近い気がしました。
神戸らしい老舗の中華って感じでしょうか。

r.gnavi.co.jp




さて、腹も膨れたことですしコーヒーブレイクです。
御影でコーヒーといえば、こちらのお店ですね。
『御影ダンケ』さんです。

御影『御影ダンケ』コーヒーブレンドコーヒー

御影『御影ダンケ』ケーゼクーヘン

頂いたのは、名物のバターブレンドコーヒーとケーゼクーヘンです。

バターブレンドとの事ですが
単純にコーヒーにバターを入れているのではなくて
焙煎した豆にバターを染みこませてから
ミルしているそうです。
味はバターのおかげか、まろやかですね。コーヒーなのに
下に残る苦みがほとんどありません。
バター臭くはないで、飲みやすいコーヒーですね。

ケーゼクーヘン(Käse Kuchen)は
ドイツ語でチーズケーキのことですね。
本来はベイクドチーズケーキ系のはずですが
このお店のは、そこまでチーズの匂いはしませんね。
トーストしているので、表面がカリっとしています。

ケーキというには表面が固くなりすぎているんですが
乗っている生クリームで柔らかくして食べるっぽいです。
味の主体が生クリームになっていますね。

このケーゼクーヘンは見た目の大きさよりも
腹に溜まる系だったようで、食べてからの満腹感がかなりありました。
デザートじゃなくて、軽食扱いの方がよいかもしれませんね。

r.gnavi.co.jp



なかなかお腹が空かなかったので
あちこち歩いて回りました。

神戸元町 中華街

今日は天気が悪いながら、さすがゴールデン
人が多かったですね。


そして、今日の締めは『菜酒啓処Budouya 葡萄舎』さんです。

三宮『菜酒啓処Budouya 葡萄舎』

ウィーン料理のお店として聞いてきたのですが
どうやら、前のお店から場所を移転して新規開店したみたいで
前のお店の場所に行ってみると閉ってました(笑)

どうやら、移転に合わせてウィーン料理店から居酒屋に
変わってしまったようです。
名残としてワインとかっぽいメニューが残っていますが
これは普通の居酒屋ですね。
正直、この店に来た目的から言うと残念です。

まぁ、気を取り直してっぽいメニューを頼んでいきます。
まずはドリンク。ゲッシュプリッツァ(Gespritzter)を注文しました。
オーストリアのワインの炭酸割りカクテルですね。

三宮『菜酒啓処Budouya 葡萄舎』ゲッシュプリッツ

白ワインの炭酸割らしいです。
ワインの本場ヨーロッパっぽい飲み方ですね。
日本は日本酒を割ることはほとんどしないので、
『ストレートが一番正当な飲み方』と思っている節がありますが、
世界的にはお酒を割って飲むのは普通の飲み方ですからね。

ストレートの白ワインより、口当たりが良くて飲みやすいですね。
これは調子に乗って飲むと酔っ払うヤツです。
気をつけないといけませんね。
本場オーストリアでは、ワインを1:1で割らないといけない法律があるらしいです。
なので、その通りなら6~7%のアルコール度数でしょうね。
カクテルですけど、やっぱり結構まわります。

さて、お次は牛肉のマリナート(marinato)です。

三宮『菜酒啓処Budouya 葡萄舎』牛肉のマリナート

マリナートはマリネのことですね。こちらはイタリア語のようです。
牛肉のマリネは初めて食べますね。
食感としては生ハムのシーザーサラダっぽい感じです。
まぁ、味は普通でしたね。

次はマッシュルームのフライです。

三宮『菜酒啓処Budouya 葡萄舎』マッシュルームのフライ

これは美味しい。
マッシュルームが非常にジューシーです。
マッシュルームの汁が肉汁が如く中からあふれ出すんですよ。
キノコの旨味を存分に味わえる料理です。

ただ、一つ問題が。皿上にレモンがあるんです。
レモン。飲み会。
これは戦争だな……(笑)

そして締めは、これこそウィーン料理の代名詞
シュニッツェル(Schnitzerl)です。

三宮『菜酒啓処Budouya 葡萄舎』シュニッツェル

とんかつ、ですね。
味もとんかつです。
肉に下味がしっかり付いてあり、塩っ気がありました。
でも、とんかつです。

そしてレモン、これはまた戦争……、と思ったら
本場オーストリアでは、レモンをかけて食べるものらしいです。
これは戦争の無い優しい世界ですねッ!!

というわけで、あんまりウィーン料理感はありませんでしたが
それなりに楽しめましたよ。